DIYでステンレスフレットに交換してみました。HV300

DIYでステンレスフレットに交換してみました。HV300

初のステンレスフレットです。練習用ギター(ソリッド)に装着してみました。
ジャズ系でクリーントーンを主に使ってます。

ニッケルフレットのモサモサ感が無くなりました。明るい音です。晴れた空みたい。
分離が良くて固くてクリアーです。
重心が上がりました。中低音が弱くなってハイよりです。細くなりました。
モサモサするギターでしたが、低音の輪郭が出ました。

粘り感は減少。パキパキして明るい感じで、クール。
高音は綺麗ですが、ポ~ンとして、中音の倍音(ジャキジャキ感)が減りました。
芯があり、基音が強め方向。甘くてジューシーな中音の感じは無くなりました。
硬くて、ピッキングのニュアンスは弾いたぶん答えてくれます。
強めのピッキングでも負けない感じ。奥で硬い感じです。

違和感としては、ピッキングに反発感あります。ダンピングが速い感じ?
パツンパツン!って反発して、コンプレッサーのリリースが速い感じ。
ニッケルのしっとりなコンプ感が無く、音が残しにくい感じ。粘り成分が減少。キレは良いです。
ニッケルの方が、木の鳴りに寄り添う感じ。ネックと一体感のある振動と減衰感があるように思います。
(今回はミディアムですが、ジャンボフレットだともっと金属チックになりそうです)

ステンレスフレットは硬いものが付いてる感がすごいありありです。
柔らかいネックでも無理やり剛性感を感じます。弦が柔らかく感じるというか、
弦を抑えて、フレットに当たった時の弦の曲がり感がリニアに分かる感じします。

弦の滑りがめちゃ良いです。ニュルっと滑ります。チョーキングはスムーズです。
押し弦の感覚は、ニッケルの方が弦とフレットにぐぐっと食いつく、密着する感じ。
ちょっとでも磨き残しの傷があると、ジョリジョリして、ニッケルみたいに弦でこすっても削れませんw
むしろ弦が削れるような感じです。ニッケルみたいに適当に磨いたらだめですねw
これは工賃高くなる理由が分かりました。丁寧な仕事をしないとしないといけません。

弦が古くなっても、ブライトな音が持続します。
フレットも酸化しないし、頂点が長持ちするので、アタック感(発音、音程)が持続的に良いですね。
ニッケルフレットを磨いて、頂点出して、新しい弦を張ったツルツル感が維持される感じ。

後、1~2弦が良く凹みますね。フレットの方が固くて弦が負けちゃう感じです。
フレットが高め(1.2mm)なので、それもあるのかも知れません。もちょい弱く弾かないと。

低音がタイトに、中音が無くなるので、すっきり、柔らかいギターにはいい感じかも。